試合日程・結果
第10週
IKOMA FC 奈良
4
-
2
4
前半
0
0
後半
2
おこしやす京都
AC
8/23 (日)
KICK OFF14:30
アクアパルコ洛西 (AWAY)
前半
後半
スターティングメンバー
サブメンバー
監督
髙木 和道

前週、全社関西大会代表決定戦で、クラブ初のPK戦を制し、代表権を勝ち獲ったIKOMA FC 奈良。ただ、クラブが目指すのはもっと上。播戸竜二社長から試合前には「ここまでの試合、ひとつも満足できた試合はない。俺らが目指してるのはもっと上やから、全力でやってほしい」と檄が飛んだ。夏季休暇をはさんで、1カ月半ぶりの再開となった関西リーグDivision1。第10節の相手は、前回の対戦で守り合いの末に敗れた「おこしやす京都AC」。チームにとって、どれだけ成長できているか試される試合となった。
立ち上がりは、ややモチベーションが空回りしている感のあったチーム。ピッチ上の声も迫力があり勝ちたい気持ちは出ていたが、パスを丁寧につなごうとするがあまりリズムが悪く、若干の堅さが見られた。それでも、ハードワークからチャンスを掴むと、ゴールラッシュを見せる。
前半19分、前線でFW19エメカ・ミカエル・バジルがチェイシングに行くと、相手DFラインからのパスが甘くなり、カットに入ったMF26前川大河がダイレクトで前線にパス。これを受けたFW19バジルが、落ち着いてコースにシュートを流し込み先制点を挙げる。さらに、その直後の相手ボールのキックオフ。一瞬のパスミスを見逃さずボールを奪ったFW11田中直基が、GKが出ているところを見てハーフウェイライン付近からロングシュート。これが見事に決まって、一気に2点を奪った。
さらにその勢いの止まらないチームは、わずか2分後にMF8田中陸のパスからFW19バジルが決めて、この日2得点目。そして前半29分、MF33荒川永遠が右サイドでのパス交換から抜け出して、ペナルティエリア内へ侵入。倒されて得たPKを自ら決めて、チーム4点目。

わずか10分間で4点を奪うラッシュを見せたチームは、そのままDFラインも集中。41分にはDF38鈴木大誠がスライディングで相手の突進をノーファウルで阻むなど、無失点で切り抜ける。そのまま4-0と大きくリードを奪って、後半へと入った。
後半、前線メンバーを大きく入れ替えたIKOMA FC 奈良。ワントップにFW25田井光を入れて、ツーシャドーにMF28油野匠栄、MF14田上廉太郎をおいて、ボランチにMF22山田力也を入れて臨む。後半開始直後は、豊富な運動量を見せた交代メンバーだったが、まもなくすると相手に押し込まれる場面が目立ち始めた。後半8分、中央でパスを受けたFW9甲元大成が反転からシュート、続く9分にもペナルティエリア内からシュートを許し、どちらもゴールにはならなかったが、チームの動きも少しずつ悪くなっていった。
そして迎えた後半11分。おこしやす京都ACは、カウンターから左サイドを突破。クロスをあげるとダイビングヘッドでFW9甲元が決めて、1点を返す。さらにその2分後にも、中途半端なクリアボールに反応したFW11南太陽がダイレクトでシュート。これが決まって4-2。おこしやす京都ACが、一気に2点差まで詰め寄った。
その後、IKOMA FC奈良は後半25分にFW9都倉賢を投入して、全員で戦う姿勢を示す。試合終了まで、それぞれが戦う姿勢は見せたが、厳しい暑さも続くピッチで、有効な攻撃は見せられず。そのまま、4-2のスコアでタイムアップを迎えた。

前回敗れた相手に勝利して、チームとしての成長は見せたが、課題が多く残るゲーム内容に、選手からは笑顔も見られず。リーグ最終戦までプライドを持って戦い抜くために、その先のJFL昇格をかけた戦いに勝つために、手応えと悔しさと課題を見付ける、チームにとって大切なゲームとなった。
前半と後半で、「2つの違うチームになってしまった」試合でした。
前半は狙い通りの形が出せていたと思います。ギャップを作って相手が出てくるか来ないかを見極めて、ボールを動かすところは動かし、背後も狙えていた。相手のミスを誘ったプレッシングも含めて、非常に良いサッカーができていました。
後半に2失点を喫した点については、前から奪いに行こうとしてもハマらない場面で、「いかない選択肢」も持たなければいけない。この暑さの中で全部奪いに行く判断しかなかったのは、残念な部分です。1点目は判断ミス、2点目はシンプルなイージーミス。ただ、最初から引いてやられるより、今後に向けての学びになった面もあると捉えています。
試合前に播戸竜二社長からの言葉がありましたが、「明日どうなっているか分からない」のはプロであれば当然。社長も僕自身も、プロで長く生きてきた人間として、その厳しさを認識しなければいけません。「サッカーで生活できる幸せ」をもっと感じて、サッカーのために全てを尽くさなければならない。僕たちスタッフも結果に満足することなく高い意識を持って戦い、最後にしっかり勝って終わる姿を、サポーターや関係者のみなさんに見せていきたいと思います。